ラフォーレ伊東温泉 湯の庭

若い頃はのう、温泉といえば「効能ガツン!」「成分濃厚!」ってのがありがたいと思うておった。 じゃが、年を重ねると人の好みなんぞ変わるもんじゃな。 最近は体にやさしく、長~く浸かれる湯が一番心地よい。 そんな今のワシに、あつらえたように馴染んだのが**「ラフォーレ伊東温泉 湯の庭」**じゃった。

ここの湯は、いわゆる単純温泉。 色も匂いも主張せん。例えるなら、出汁を取りすぎておらん「白湯(さゆ)」のような湯じゃ。 最初は「ちと物足りんかのう」なんぞと思ったが、これが大違い。 肩まで浸かってしばらくすると、体の芯からじわ~っと温まりよる。それでいて、湯上がりも疲れが残らん。 「これなら毎日でも入れるわい」 そう思わせる、実に大人向けの湯じゃな。

大浴場は広々としておって、手足を伸ばしても誰にも気兼ねがいらん。 露天に出れば、伊東の空気がやわらかく肌に触れる。 派手な絶景があるわけじゃないが、その分、余計なものがなくて落ち着くんじゃよ。 湯に浸かりながら、頭を空っぽにして何も考えん時間を過ごす。 これこそが、実は一番の贅沢なんかもしれんのう。

面白かったのは、足湯や貸切風呂も含めた“湯めぐり”の感覚があることじゃ。 庭を散策するように、湯を変えて楽しむ。 まるで昔の湯治場を、今風に粋に整えたような造りで、気負いがないのがええ。 家族連れや夫婦でも、使い勝手が良いじゃろうな。

それに、客室に温泉が付いた部屋もあるんじゃ。 人の目を気にせず、好きな時に入れるちゅうのは、ワシら年配者には実にありがたい。 夜中にふと目が覚めて、もう一度ひとっ風呂浴びる。 そんな気ままができる宿は、そう多くはないからのう。

伊東温泉に伝わる「健身湯(けんしんゆ)」という考え方も気に入った。 病を治すというよりは、体を整え、日々を健やかに過ごすための湯。 この宿全体が、その想いを大切にしているように感じたわい。

決して派手な温泉宿ではない。 じゃが、帰る頃には「また来てもええな」と思わせる。 それはきっと、湯がやさしく、人にもやさしいからじゃろう。 こういう宿こそ長く残ってほしいと、自由爺は思うんじゃよ。

ラフォーレ伊東温泉 湯の庭 | [公式]ラフォーレホテルズ&リゾーツ

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