太公望の戯れ
太公望の戯れ 第五話 川は、答えを急がせんかった

机の上での宝探しから一転、足元に流れる巨大な大自然へと飛び込んだ、爺の新たな挑戦の始まりでございます。 夜な夜なパソコンの四角い画面と睨み合い、加古川周辺の釣り場を血眼になって調べ続けとるうちに、ワシはひとつ、あまりにも […]

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太公望の戯れ
太公望の戯れ 第四話 変わってしもうたもん、変わらん気持ち

人生の荒波をくぐり抜けて戻ってきた水辺で、時代の移り変わりという名の、ちょいと切なくて厳しい現実の壁にぶつかった爺のお話でございます。 翌日。 昨日の、あのナイロン糸が鳥の巣のようにクシャクシャに絡まりまくった、バックラ […]

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太公望の戯れ
太公望の戯れ 第三話 何も釣れんかったが、確かに何かを手にしとった

魚は一匹も釣れなんだのに、胸の奥底が不思議とホクホク温かくなった、爺とベイトリールとの、ちいとばかり不器用で愛おしい一日の記録でございます。 いやはや、参った。その日の加古川の河原は、朝から晩まで見事なまでの「バックラッ […]

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太公望の戯れ
太公望の戯れ 第二話 釣りは、黙って待っとってくれた

長い長い人生の回り道を経て、ようやく懐かしい水辺へと帰ってきた、ある男の不器用な再出発の物語でございます。 あの熱狂的なバス釣り一色じゃった少年時代が過ぎ、大学へ行き、そのうち社会という名の荒波へ容赦なく放り出され、気が […]

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太公望の戯れ
太公望の戯れ 第一話 出会い

白髪交じりの爺がまだ向こう見ずな少年じゃった頃の、胸の奥底がじわっと熱くなるような遠い日の記憶でございます。 あの頃の話をするとじゃな、どうも昔語りが溢れ出てきて話が長うなる。年寄りの特権ということで、まあ勘弁してもらお […]

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隠居の細工物部屋
細工物小屋 第一話 文明の利器がやってきた (Amazonが運んできた沢山のデジタルガジェット)

さあさあ、お立ち会い!寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。本日我が工房からお届けするのは、三十八年という長い長いサラリーマン生活の戦場を駆け抜け、ようやく自由という名の切符を手に入れた一人の爺が、数々のハイテクメカを相手に […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 大江戸温泉物語プレミアム城崎

城崎の入り口に佇む、大人のための特等席 城崎温泉といえば、大谿川(おおたにがわ)沿いに佇む柳並木のそぞろ歩きに、歴史を刻んだ七つの外湯めぐり。カランコロンと夜の湯の町に響き渡る下駄の音を聞くだけで、なんだか昔懐かしい、昭 […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 塩田温泉 夢乃井

兵庫県姫路市の奥座敷、塩田温泉郷に静かに佇む「夢乃井」 姫路城の白壁を仰ぎ見て、そこから播磨の山並みへと車を走らせること約30分。にぎやかな街の音がいつしか消え失せ、窓を開ければ草の匂いを含んだ川風が吹き込んでくる。今回 […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 赤穂温泉 銀波荘

海と空の境界線が溶ける場所 ── 赤穂温泉「銀波荘」 兵庫の西の果て、瀬戸内海国立公園の美しき海岸線に、その至高の湯宿はひっそりと佇んでおりやす。 赤穂温泉「銀波荘(ぎんぱそう)」。 ここは温泉好きを自負する御仁であれば […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 有馬街道温泉 すずらんの湯

有馬街道温泉 すずらんの湯 神戸の華やかな港町の賑わいを抜け、有馬の湯へと続く歴史ある街道を山の手へと上っていく。車を少し走らせるだけで、街の喧騒はいつしか遠のき、窓からは六甲山系が育んだ瑞々しい緑の匂いが飛び込んでくる […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 三田天然温泉 寿の湯

三田天然温泉 寿ノ湯 兵庫は三田(さんだ)の国。神戸の賑やかな港町や西宮の住宅街をさらに越え、車や電車をトコトコと走らせていくと、いつしか窓の外にはなだらかな山並みと、青々とした田園風景が広がりやす。空気の匂いがふっと変 […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 美湯松帆の郷

淡路島の北の端、小高い丘の上の「美湯 松帆の郷」 神戸の街から明石海峡大橋を渡り、淡路島へと足を踏み入れる。橋を渡りきったすぐその場所に、旅人を優しく迎え入れるように佇むのが、今回ご紹介する「美湯 松帆の郷(びゅー まつ […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 ネスタリゾート神戸 十界の湯

湯と自然が織りなす極楽 ── ネスタリゾート神戸「十界の湯」 温泉てぇのは、ただ体を温めるだけじゃあ野暮ってえもんです。 山や海、その土地が育んだ大自然の空気や風景ごと体に纏(まと)ってこそ、日頃の疲れも心の奥底までじん […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 天然温泉 湯庵

天然温泉 湯庵 兵庫ののどかな里山を車でパカパカと駆け抜けていくと、緑の合間からぽつりと趣のある佇まいの湯屋が現れやす。「天然温泉 湯庵(ゆうあん)」。街の喧騒を通り抜け、遮るもののない広い空を仰ぎ見ながら辿り着くこの場 […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 白雲谷温泉 ゆぴか

兵庫の奥深き名湯 ── 小野市「白雲谷温泉 ゆぴか」 兵庫の国も広うござんすが、ちと知る人ぞ知る、奥深い名湯がありやす。それが小野市の緑深い山あいにひっそりと佇む「白雲谷温泉(はくうんだにおんせん) ゆぴか」でさぁ。都会 […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 有馬温泉 太閤の湯

有馬温泉 太閤の湯 関西で温泉(いでゆ)と言やぁ、どうしても外せねぇのが「有馬(ありま)」の街でさぁ。六甲山の北側に位置するこの湯の里は、日本最古とも言われる歴史を誇り、かつては太閤秀吉公をはじめ、数多の文豪や歴史上の偉 […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 グランドエクシブ鳴門

グランドエクシブ鳴門 兵庫の我が家から明石海峡を渡り、淡路島を縦断して大鳴門橋を越えれば、そこはもう四国は阿波の国。その鳴門の険しくも美しい緑豊かな高台に、まるで中世の城郭か宮殿のように気高くそびえ立つのが、今回ご紹介す […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 エクシブ白浜

紀伊の国の極楽 ── 白浜の高台に佇む「エクシブ白浜」 兵庫の我が家からちと足を延ばし、紀伊の国は南の果て、真っ白な砂浜と紺碧の海がどこまでも広がる南紀白浜へ行ってきやした。車を走らせて海岸線を抜けていくと、窓からは太平 […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 ラフォーレ修善寺 山紫水明

ラフォーレ修善寺 山紫水明 伊豆の国は中ほど、修善寺の深い森へとさらに一歩分け入ると、不思議なことに、都会でせかせかと回っていた時の流れの歯車が、ふっと緩む気がいたしやす。窓を開ければ、草の匂いを含んだ冷涼な川風が吹き込 […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 新温泉町 七釜温泉 ゆーらく館

七釜温泉 ゆーらく館 温泉好きで長生きしておるとのう、だんだん余計な欲というものがなくなってくるもんじゃ。若い頃は目をみはるような大絶景だの、お膳から溢れんばかりの豪華な料理だのを求めてあちこち駆け巡ったものじゃが、近頃 […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 城崎温泉 御所の湯

城崎温泉の外湯巡り 大谿川(おおたにがわ)のさらさらというせせらぎを聞きながら、太鼓橋のたもとを歩く。浴衣の裾をなびかせ、カランコロンと心地よい下駄の音を夕暮れの温泉街に響かせるのは、城崎ならではの最高の贅沢じゃな。軒先 […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 ラフォーレ箱根強羅 湯の棲家

箱根のイメージと、強羅に佇む「湯の棲か」 箱根と聞けば、若い頃のワシは「賑やかな観光地」だの「溢れかえる人混み」なんぞという言葉が、どうにも先に立っておったわい。どこへ行っても人、人、人で、ゆっくりと骨を休めるには少々気 […]

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隠居の湯治・食道楽
隠居の湯治 ラフォーレ伊東温泉 湯の庭

伊東のやさしい湯に出会うまで 若い頃はのう、温泉といえば「効能ガツン!」「成分濃厚!」というやつが一番ありがたいと思うておったわい。色や匂いが強烈で、鼻をつく硫黄の香りが部屋まで漂ってくるような山奥の秘湯を巡っては、「こ […]

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隠居の細工物部屋
細工物小屋 ついに完成! 自由爺の魂を込めた『ブランドロゴ』のお披露目でござる!

人生の荒波、どんと来い。越えた先に、自由の陽(ひ)は昇る。 東西(とざい)、東西(とーざい)! 隅から隅まで、ずずずいーっと御覧じろ! この度、ついに自由爺の新たな旗印(はたじるし)、 『ブランドロゴ […]

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養生草紙
養生草紙 第四巻:地獄の管(くだ)  (気管支鏡の辛さ)

喉元の攻防 えー、今日は追い打ちをかけるように「気管支鏡」という、これまた厄介な検査でござんした。 前回の検査漬けの一日で、もう十分に体は悲鳴を上げていたんですがね、医療のからくりってなぁ、容赦なく次の試練を用意していや […]

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養生草紙
養生草紙 第三巻:調べ物(しらべもの)の一日  (気が気でない情報収集)

機械の音に追われて えー、その日は朝から晩まで、まる一日「検査漬け」でござんした。 お日様が昇る前から病院の大きな自動ドアをくぐり、気がつきゃ外はすっかり帳(とばり)が下りて真っ暗になっている。そんな時間まで、広い病院の […]

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養生草紙
養生草紙 第二巻:白黒(しろくろ)の宣告  (がんの疑い)

これが、あっしの「自由爺」への長い旅路の始まりだったわけでござんす。 いやはや、今日の播州は朝からしとしとと、なんとも気の滅入るような嫌な雨が降り続いとる。こういう日はどうも古い傷や体の節々が疼くような気がして、いかんの […]

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養生草紙
養生草紙 第一巻:椅子に置き去りの心  (身体の異変)

これが、あっしの「自由爺」への長い旅路の始まりだったわけでござんす。 あれは、いつもと変わらぬ仕事の最中のことでござんした。 世間じゃあ昭和だ平成だと騒ぎ、今や令和なんて元号が当たり前になって、街の景色もすっかり様変わり […]

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