闘病回顧録
養生草紙 第四十九話 ついに、この日がやってきた。感謝新着!!
いやはや、参った。ついに、この日がやってきたんだのう。 ベッドの上で何度となくカレンダーを睨み、指折り数えて待ち焦がれていた瞬間が、いま目の前に現実の景色として広がっとる。 今回の入院生活は、思い返しても今までになく厳し […]
養生草紙 第四十八巻 突然の吉報は神の声、地獄の4回目回避とわが家への切符(診断)
いやはや、参った。本当に、人生ちゅうのはどこでどう転ぶか分からんものじゃな。 あの狭い狭いMRIの筒の中で聴かされたけたたましい工事現場のような爆音や、身体の芯からカーッと恐ろしい熱が走り抜けた造影剤の不気味な余韻が、い […]
養生草紙 第四十七巻 造影剤の安酒とMRIの爆音、一変した日常に思うこと
いやはや、参った。本当に参った。今日は朝から夕方まで、文字通り検査、検査の一日じゃったわい。 治療の大きな山を一つふたつと越えて、少しはのんびりできるかと思うたら、病院ちゅうのはそうそう甘い場所やあらへんな。 いつもの定 […]
養生草紙 第四十六巻 無言の友が下した決断、わが人生の舵を握る覚悟(気持ち)
いやはや、参った。今日は本当にな、色々と深く考えさせられる一日じゃった。 治療の大きな山を越え、体調が少しずつ上を向いてきたからこそ、かえって周りの景色や、ここに生きる人たちの人生が、より鮮明に心に映り込んでくるのかもし […]
養生草紙 第四十五巻 髪の毛もっさりの大金星、屋上で吹いた奇妙な先輩風 (副作用)
いやはや、参った。本当に、一歩一歩ではあるが、大きな峠をまた一つ越えることができたようじゃ。 あの地獄のようだった3回目の抗がん剤治療も無事に終わり、皮膚が赤黒く焼けるまで耐え抜いた長かった放射線治療も、ついにすべての照 […]
養生草紙 第四十四巻 背中に刻まれた勲章、光の矢との戦い閉幕(放射線治療の最終回)
いやはや、参った。 いやはや、参った。ついに、この日がやってきたのう。 カレンダーに丸をつけ、指折り数えて待っていた運命の日が、とうとう幕を開けたんじゃ。 あの胃袋をひっくり返されるようだった凄まじい船酔いの嵐も、今とな […]
養生草紙 第四十三巻 優しさに甘える病床の夜、ぶっきらぼうな私の本音(安静)
いやはや、参った。ホンマに参った。 昨日はあの狭い個室のトイレの中で、急に世界がグワリと歪み、目の前が真っ暗になってそのまま床へ倒れ込むという、とんだ大失態を演じてしもうたからのう。 あの極限状態で執念の緊急ボタンを押し […]
養生草紙 第四十二巻 暗闇の便所で起きた大波乱、身体が上げた悲鳴の夜(限界)
いやはや、ホンマに参った。とんでもない一日じゃった。一寸先は闇、とはよく言うたもんじゃが、まさかあんなところで人生最大の危機を迎えることになろうとは、夢にも思わんかったわい。 あの素晴らしい裏メニューの明石焼き(玉子焼) […]
養生草紙 第四十一巻 終着点の夜風、それぞれに背負う闇(副作用からの解放)
いやはや、参った。本当に、今回の戦いはこれまでで一番骨が折れたわい。 3回目の抗がん剤ちゅうのは、これまでに身体の奥底へじわじわと溜まってきた薬の蓄積もあったんやろか。ホンマに言葉に尽くせんほど、心も体も容赦なく削られる […]
養生草紙 第四十巻 全ての敵が暴れ出す夜、明石焼きに流す涙(副作用)
いやはや、参った。 いやはや、参った。本当に参った。 3回目の抗がん剤治療をどうにか終えた翌日じゃが、今回はこれまでの比ではない。今までで一番厳しい試練が、この老体に容赦なく襲いかかってきとる。 夜中に突如として鎌首を持 […]
養生草紙 第三十九巻 特別室の荒波と、鼻をくすぐる第七の敵 (3回目の抗がん剤、嗅覚障害)
いやはや、参った。いよいよこの日が来てしもうた。 いやはや、参った。いよいよこの日が来てしもうた。カレンダーのバツ印を睨みながら、心のどこかで「まだ先のこと」と思いたかったその日が、とうとう容赦なく幕を開けたんじゃ。 朝 […]
養生草紙 第三十八巻 特別室のおもてなしと、折り返しの赤信号(3回目の入院)
いやはや、参った。 いよいよ3回目の入院じゃ。あのジリジリとした夏の盛りの我が家を後にして、再びあの白く無機質な病院の自動ドアをくぐることになった。独特の消毒液の匂いが鼻をくすぐり、一気に現実へと引き戻される。重い足取り […]
養生草紙 第三十七巻 爺の頼れる応援団、手のひらの文明開化(iPhone購入)
夏を思わせるギラギラとした日差しがジリジリと容赦なく照りつける今日この頃、皆はいかがお過ごしか信じのう。 アスファルトからは陽炎が立ち上り、まだ6月だというのに季節はすっかり衣替えを急いでおる。ありがたいことに病院から2 […]
養生草紙 第三十六巻 夏の日差しと、ノリの良い曲に流す涙 (異常な瞼の重さ)
いやはや、参った。病室の無機質なベッドに横たわり、窓のアルミサッシ越しに眺める景色にも、いささか飽き飽きしてきとったんじゃ。四角く切り取られた空を雲が流れていくのを、ただぼんやりと眺めるだけの日々。そんな退屈な日常に、パ […]
養生草紙 第三十五巻 五番目の刺客、冷や水に宿る先人の知恵(放射線治療 副作用食道炎)
白い天井を見上げながら、何万人、何十万人もの先人たちが いやはや、参った。病(やまい)との付き合いは、一寸先は闇、角を曲がるたびに見たこともない不条理な景色が広がっとるもんやと肚(はら)を括ったつもりじゃったが、どうにも […]
養生草紙 第三十四巻 寝転ぶだけの楽(らく)はなし、背中の赤鬼 (放射線治療の副作用)
背後から音もなく忍び寄ってくる いやはや、参った。二度目の抗がん剤という大きな山を越え、あののたうち回るような荒波の船酔いも、追加でもらった強い吐き気止めの薬のおかげでようやくどこかへ行きおった。 もちろん、指先から足の […]
養生草紙 第三十三巻:天井の点と、静まり返った明け方 (病室・病床で自分を見つめ直す夜)
この「病院」という場所の空気 いやはや、参った。今日は少しばかり、ワシが身を置いとうこの「病院」という場所の空気について、じっくりと記しておこうと思うんじゃ。 一口に病院と言うても、その中には色々な部屋が並んどる。プライ […]
養生草紙 第二十八巻:青い皿、痺れる指先と心の中で叫ぶ「今」 (末梢神経障害 指の痺れ)
次から次へと新しい波 いやはや、参った。病(やまい)との付き合いってなぁ、いつだって一筋縄ではいかんもんやと分かっていたつもりじゃが、どうにも世の中そうは問屋が卸さない。人生の嵐というもんは、一難去ってまた一難、こちらが […]
養生草紙 第三十二巻:眩しき同僚と、瞼の重みに灯る感謝 (職場からの見舞いと復職への想い)
容赦なく押し寄せて いやはや、参った。病(やまい)との付き合いは、一寸先は闇、角を曲がるたびに見たこともない不条理な景色が広がっとるもんやと、家出した味覚を前に途方に暮れたのが昨日の朝のことでございます。 二度目の抗がん […]
養生草紙 第三十一巻:味覚の家出と、苦い再会 (抗がん剤副作用による味覚障害)
いやはや、参った。一寸先は闇、そして味覚の家出。 いやはや、参った。一寸先は闇とはよう言うたもんじゃが、養生の道中ってなぁ、本当に角を曲がるたびに見たこともない不条理な景色が広がっとるもんやな。 二度目の抗がん剤を投与し […]
養生草紙 第三十巻:緩やかなる傾斜と、食卓の上の攻防 (味覚障害が始まる前)
三度目の朝がやってきた。 いやはや、参った。病(やまい)との付き合いってなぁ、いつだって一筋縄ではいかんもんやと分かっていたつもりじゃが、どうにも世の中そうは問屋が卸さない。人生の嵐というもんは、こちらがようやく息を吐い […]
養生草紙 第二十九巻:腹の中のダンスと、藁をも掴む爺の叫び (抗がん剤による副作用)
一難去ってまた一難 いやはや、参った。病(やまい)との付き合いってなぁ、いつだって一筋縄ではいかんもんやと分かっていたつもりじゃが、どうにも世の中そうは問屋が卸さない。人生の嵐というもんは、一難去ってまた一難、こちらがよ […]
養生草紙 第二十七巻:時を刻まぬ船酔い、自分への恨み言 (抗がん剤の副作用 吐き気、悪心)
一筋縄ではいかんもん いやはや、参った。病(やまい)との付き合いは、いつだって一筋縄ではいかんもんやと分かっていたつもりじゃが、今回は少々手強い波に飲み込まれてしもうたようじゃ。 あの、白一色の城に滑り込んでから二度目と […]
養生草紙 第二十六巻:静かなる違和感、二度目の試練 (抗がん剤の副作用 初期症状の出現)
抗がん剤を受けた翌日の明け方 いやはや、人間の身体というものは、本当に一筋縄ではいかん複雑なからくりでございますな。 昨日は、あの白一色の城で二度目となる「抗がん剤投与の儀式」を無事に終え、手首から肩の奥へと伝わるお薬の […]
養生草紙 第二十五巻:点滴の儀式と、雨上がりの青写真 (抗がん剤 点滴)
いやはや、二度目の「儀式」を終えてきたところじゃ。 いやはや、二度目の「儀式」を終えてきたところじゃ。 十日間の夢のような自宅療養を終え、あの味気ないブルーのプラスチック容器に盛られた夕食の煮物にため息を漏らしたのが昨夜 […]
養生草紙 第二十四巻:おかえりと青い器、慣れという名の再会 (一時外泊を終えて再入院)
いやはや、とうとう戻ってきてしもうた。二度目の入院初日じゃ。 いやはや、とうとう戻ってきてしもうた。二度目の入院初日じゃ。 住み慣れた我が家の縁側で播州の心地よい初夏の風に吹かれ、村上春樹の分厚い本をめくりながら家族と他 […]
養生草紙 第二十三巻:普通という名の贅沢、再戦への刺身一切れ (自宅寮中の嬉しい食事)
十日間の自宅療養、そして第二の戦いへ いやはや、十日間の自宅療養というのは、本当に瞬きする間もなく過ぎ去ってしもうた。 白一色の城から、夢のような一時帰宅の許しが出たのが十日前。主治医の先生から「治ったわけやありませんよ […]
養生草紙 第二十二巻:舞い上がる心、即答の「今日から帰ります!」 (一時退院 外泊許可の喜び)
いやはや、人生捨てたもんやないな。 いやはや、人生捨てたもんやないな。 あの青々とした坊主頭で白一色の城に乗り込み、手首から肩の奥へと伝わるお薬のひんやりとした冷たい感覚に「いざ、大戦(おおいくさ)の始まりじゃ」と奥歯を […]
養生草紙 第二十一巻:手のひらの魔法、退屈を溶かす「つながり」 (病床でのスマホ活用 繋がり)
いやはや、抗がん剤の初陣から一週間。 いやはや、抗がん剤の初陣から一週間。 あの地獄の喉元の攻防を強いた気管支鏡や、無機質な音が響き渡る電脳からくりに追われた検査の日々。そして「余命二年」という無慈悲な審判を経て、ようや […]
養生草紙 第二十巻:抗がん剤と放射線、拍子抜けの初陣 (化学療法、放射線療法の同時治療)
いやはや、案ずるより産むが易しとは、まさにこのことじゃな。 いやはや、案ずるより産むが易しとは、まさにこのことじゃな。 昨日の今頃は、初めての抗がん剤投与を前に緊張感マックス、喉の奥がキュッと縮こまるような思いをしており […]
養生草紙 第十九巻:水責めと暇の地獄、夜空への強がり (点滴中の保水 持て余す時間)
いやはや、長い。とにかく長い、ながーい点滴じゃった。 いやはや、長い。とにかく長い、ながーい点滴じゃった。 朝飯をしっかり平らげ、先生と看護師さんから「最近の薬は進化しとるから昔ほどひどい吐き気は出ませんよ」と詳しい説明 […]
養生草紙 第十八巻:腕を伝う冷たい覚悟、抗がん剤の進軍 (初めての抗がん剤治療 開始)
いやはや、ついにこの時が来てしもうた。 いやはや、ついにこの時が来てしもうた。 あんなにワシの行く手を阻み、合格ラインの120が雲の上の存在に見えていた血糖値の壁を、インスリンという相棒のおかげでようやくクリアしたのが昨 […]
養生草紙 第十七巻:開かれた門、明日への進軍 (本格的にがん治療開始)
いやはや、今日は最高にめでたい日じゃ! いやはや、今日は最高にめでたい日じゃ! 朝一番にパチリと病室の蛍光灯が灯った瞬間から、今思えば何やら良い風が吹いていたのかもしれやせん。カーテンをシャッと開けて「今日はよい天気です […]
養生草紙 第十六巻:カーテンを開ける笑顔、当たり前の言葉 (寄り添う言葉のありがたさ)
いやはや、人間というもんは現金なもんじゃな。 いやはや、人間というもんは現金なもんじゃな。 昨日は「担当の看護師さんにほったらかしにされとる!」「ワシのことなど誰も気に留めちゃいねぇんじゃなかろうか」なんて、白いカーテン […]
養生草紙 第十五巻:看板倒れの担当さん? 病院の七不思議 (主治医や看護師とのコミュニケーション)
いやはや、入院して一週間。 いやはや、入院して一週間。 「血糖値が高い」という分厚い壁のせいで、インスリンの単位が二、四、六と増えていくのを眺めながら、ただただ停滞の時を過ごした五日間。それからさらに二日が経ち、ようやく […]
養生草紙 第十四巻:止まった時計と、高止まりの数字 (治療前の血糖値コントロール)
スタートできん いやはや、参った。気合を入れ直して頭を丸め、家族や職場の仲間に見送られながら「いざ、抗がん剤との戦いじゃ!」と意気揚々と入院したものの、肝心の治療がスタートできんのじゃ。 昨日や一日の辛抱なら、まだ「出端 […]
養生草紙 第十三巻:出端をくじかれた朝、心の癖とインスリン (初めてのインスリン)
出端をくじかれた二日目の朝 いやはや、入院二日目の朝。 前夜にあれほど腹一杯に詰め込んだ馴染みの焼肉の脂も、そして屋上の公園で播州の冷たい夜風に吹かれながら見つめた白い天井の冷たさも、一晩が経ってようやくワシの身体の一部 […]
養生草紙 第十二巻:白い天井、止まった時計と屋上の風 (孤独感と気分転換)
入院初日の午後、時計の針は止まったかのように いやはや、入院初日の午後というのは、どうしてこうも時間が進まんもんじゃろうな。 お昼時までは看護師さんの矢継ぎ早な説明やら、血液検査、レントゲンといった電脳からくりのハサミ撃 […]
養生草紙 第十一巻:青い器と静まり返った城、予期せぬ入院生活 (入院初日と病院の風景と雰囲気)
ついに「その日」が来てしもうた。 いやはや、ついに「その日」が来てしもうた。 前夜にあれほど腹一杯にかき込んだ焼肉の脂の温もりが、まだ胃の腑の底に残っているような、いないような、なんとも落ち着かない気分のまま朝を迎えやし […]
養生草紙 第十巻:はち切れんばかりの焼肉、明日への誓い (入院前の最後の晩餐)
入院前夜の御馳走 いやはや、いよいよ入院前夜じゃ。 カレンダーを睨みつけながら「あと何日、あと何時間」と数えていた日々も、ついに終わりを迎えやした。明日の朝には、あの白一色の無機質な世界へ足を踏み入れ、しばらくは娑婆(し […]
養生草紙 第九巻 覚悟の坊主頭、鏡の中の「よし大丈夫」 (気合い 決意)
髪を落として、覚悟をまとう いやはや、いよいよ入院を明後日に控えてな。 カレンダーの数字が近づくにつれ、家の中の空気もどこかそわそわと落ち着かなくなってきた。荷造りはとうに済ませ、愛用の道具たちもしばしの留守を預かるよう […]
養生草紙 第八巻:情けは人のためならず、涙の辞職願 (素晴らしい上司と同僚たち 周りに感謝)
人生の崖っぷちに立たされた時、人の温かさがこれほどまでに身に染みるとは思わなんだ。 いやはや、人生の崖っぷちに立たされた時、人の温かさがこれほどまでに身に染みるとは思わなんだ。 医師から「余命二年」という無慈悲な宣告を受 […]
養生草紙 第七巻:病院のベンチ、涙の許し (こぼれ落ちた涙)
診察室の空気、ベンチの沈黙 いやはや、診察室の空気というのは、どうしてあんなに冷たく、重たいもんなんじゃろうな。 壁に掛けられた時計の針の音だけが、やけに鋭く鼓膜を突いてくる。ワシひとりが医師の前に座り、「余命二年」とい […]
養生草紙 第六巻:余命二年の審判、凍てつく身体 (医師からの余命宣告)
人生には、言葉というものが全くの「無力」に変わる瞬間があるもんじゃな。 いやはや、人生には、言葉というものが全くの「無力」に変わる瞬間があるもんじゃな。 前夜のあの張り詰めた静寂から一夜が明け、ワシは昨日と同じ診察室の、 […]
養生草紙 第五巻:九時間の静寂、父の背中と重なる夜 (診断結果が出る前日)
審判の前夜 いやはや、人生には時折、しんと静まり返って、自分の心臓の音だけが大きく聞こえるような夜があるもんじゃな。 一通りの検査を終えて、いよいよ明日は医師からの「審判」が下るという、その前夜。いつも通りに夕飯を済ませ […]
養生草紙 第四巻:地獄の管(くだ) (気管支鏡の辛さ)
喉元の攻防 えー、今日は追い打ちをかけるように「気管支鏡」という、これまた厄介な検査でござんした。 前回の検査漬けの一日で、もう十分に体は悲鳴を上げていたんですがね、医療のからくりってなぁ、容赦なく次の試練を用意していや […]
養生草紙 第三巻:調べ物(しらべもの)の一日 (気が気でない情報収集)
機械の音に追われて えー、その日は朝から晩まで、まる一日「検査漬け」でござんした。 お日様が昇る前から病院の大きな自動ドアをくぐり、気がつきゃ外はすっかり帳(とばり)が下りて真っ暗になっている。そんな時間まで、広い病院の […]
養生草紙 第二巻:白黒(しろくろ)の宣告 (がんの疑い)
これが、あっしの「自由爺」への長い旅路の始まりだったわけでござんす。 いやはや、今日の播州は朝からしとしとと、なんとも気の滅入るような嫌な雨が降り続いとる。こういう日はどうも古い傷や体の節々が疼くような気がして、いかんの […]
養生草紙 第一巻:椅子に置き去りの心 (身体の異変)
これが、あっしの「自由爺」への長い旅路の始まりだったわけでござんす。 あれは、いつもと変わらぬ仕事の最中のことでござんした。 世間じゃあ昭和だ平成だと騒ぎ、今や令和なんて元号が当たり前になって、街の景色もすっかり様変わり […]
