三田天然温泉 寿の湯

兵庫は三田(さんだ)の国。緑が深くて静かなこの地に、令和の世になって新しくできた湯処がありやす。 その名も「三田天然温泉 寿ノ湯(ことぶきのゆ)」。 なんでも八十年も前にあった「寿湯」てぇ銭湯の名を継いで、温泉として復活したんだとか。古い暖簾(のれん)を今の世に蘇らせるなんざ、粋な話じゃござんせんか。

一歩入ると、ただの風呂屋とは空気が違いやす。 「らいふすたいる温泉」なんて横文字の看板を掲げちゃいるが、要は「一日中、自分の好きに過ごせる極楽」ってことでさぁ。 湯に入り、岩盤で汗をかき、本を読み、飯を食う。まるで湯の街がまるごと一軒の家になったような、居心地の良さがありやす。

肝心の湯は、「ナトリウム・カルシウム–塩化物泉」。 爺の冷えた体や、痛む節々を芯から温めてくれる「熱の湯」でさぁ。湯上がりもポカポカが続いて、まさに養生には持って来いだ。

湯船は七つも揃ってやがる。大きな内湯に、壺湯(つぼゆ)、寝湯、シュワシュワの炭酸泉。サウナで一汗かけば、気分もシャキッとしやす。その日の気分や体調に合わせて、あっちへドボン、こっちへドボンと「湯巡り」ができるのが嬉しいねぇ。

ここの自慢は、なんと言っても「岩盤浴(がんばんよく)」の充実っぷりでさぁ。 ヒマラヤの塩を使った部屋、十三種類の薬草が香る部屋、それに黒い石(ゲルマニウム)の部屋まである。 じっくりと汗をかいて、体の中の悪いもん(毒素)を出しちまえば、胃腸の調子も整うってぇ寸法さ。

そして驚くのが、一万冊もの本が並ぶ「図書室(らいぶらりー)」だ。 絵草紙(漫画)から暮らしの本までズラリ。湯上がりに珈琲(こうひー)を啜りながら、長屋の居間みてぇにゴロリと本を読む。こいつが意外なほど落ち着くんでさぁ。

飯処も揉み療治もあるから、一度入ったら帰るのが億劫になっちまう。 日帰りで訪れても、一日中居座りたくなる。 ここは単なる風呂屋じゃねぇ、「湯だけじゃない、長居を楽しむ隠れ家」でござんすよ。

【公式】三田天然温泉 寿ノ湯|兵庫県三田市の新型ライフスタイル温泉

80年の時を経て、再び三田の地に「寿ノ湯」が五感を解き放つ新型ライフスタイル温泉として開湯。いいお湯、おいしい食事、刺激と発見に満ちたライブラリー、身体をリフレ…