2026年1月

太公望
第五話 川は、答えを急がせんかった

釣り場のことを調べ続けとるうちに、ひとつ、当たり前やけど見落としとった事実に行き当たった。 家の近くに、一級河川が流れとる、ということじゃ。しかもな、年会費を払えば、決められたルールの中で釣りができるらしい。 池や野池み […]

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太公望
第四話 変わってしもうたもん、変わらん気持ち

翌日、 昨日のバックラッシュだらけの一日を思い返しながら、ふらりと釣具屋へ向かった。 釣り場へ行く前に、ちょっと様子でも知っとこう。そんな、軽い気持ちじゃった。 店に入ると、ロッドやリールがきっちり並び、相変わらず圧倒さ […]

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太公望
第三話 何も釣れんかったが、確かに何かを手にしとった

その日は、バックラッシュ続きじゃった。投げるたびに、ラインは言うことを聞かず、リールのまわりで意地悪く絡みつく。 ほどいては巻き、巻いてはまた絡む。気がつけば、投げとる時間より、糸とにらめっこしとる時間のほうが長かった。 […]

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太公望
第二話 釣りは、黙って待っとってくれた

大学へ行き、そのうち社会へ放り出され、気がついたら釣りは、生活の真ん中からずいぶん遠いところへ行ってしもうとった。 嫌いになったわけでもない。やめようと決めた覚えもない。ただ、時間がなかった。ほんに、それだけの話じゃ。 […]

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太公望
第一話 出会い

あの頃の話をするとじゃな、どうも話が長うなる。まあ勘弁してもらおうか。 あの頃、ブラックバスは世界そのものじゃった。釣りに本気でのめり込んだのは、14から17才にかけて。 相手は決まってブラックバス。今にして思えば、人生 […]

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細工物小屋
第一話 文明の利器がやってきた

わしが定年退職の日を迎えたときの話じゃ。よく聞くじゃろ、「肩の荷が下りた」なんて言葉。 ところが不思議なことに、わしの胸にあったのはそれより先に、「さて……ここから、何をして遊ぼうか」 という、ずいぶんと生意気な気持ちじ […]

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隠居の湯治・食道楽
大江戸温泉物語プレミアム城崎

城崎温泉といえば、柳並木のそぞろ歩きに七つの外湯めぐり。あの風情ある古い湯の町は、わしも大好きな場所じゃ。 だが今回は、その城崎の入り口に、ちょっとばかり趣きを変えた湯宿があることを教えよう。 その名も「大江戸温泉物語P […]

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隠居の湯治・食道楽
塩田温泉 夢乃井

今回は、兵庫県姫路市の奥座敷、塩田温泉郷に静かに佇む「夢乃井(ゆめのい)」について語ろうか。 ここは単なる温泉宿ではない。山々の緑、里山の田園風景、そして清流・夢前川のせせらぎ……それら全てを借景にした、「里山そのものを […]

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隠居の湯治・食道楽
赤穂温泉 銀波荘

兵庫の西の果て、瀬戸内の国立公園にその宿はありやす。 赤穂温泉「銀波荘(ぎんぱそう)」。 ここは「絶景露天」の名所として知られた場所。海と湯が一つになる、そんな夢のような湯浴みができる名湯でさぁ。温泉好きを自負するなら、 […]

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隠居の湯治・食道楽
有馬街道温泉 すずらんの湯

神戸の街を抜け、有馬の湯へ向かう街道沿いに、ひっそりと、だが凛と佇む「有馬街道温泉 すずらんの湯」。 ここは単に「ひとっ風呂浴びる」だけの場所じゃござんせん。 自然を感じ、季節を浴び、湯そのものをじっくり味わう。そんな風 […]

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