養生草紙

闘病回顧録

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養生草紙 第四巻:地獄の管(くだ)

喉元の攻防 えー、今日は追い打ちをかけるように「気管支鏡」という、これまた厄介な検査でござんした。 前もって「少々、苦しいですよ」とは聞かされておりやしたが、いざ始まってみれば、想像を絶する難行(なんぎょう)でございまし […]

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養生草紙 第三巻:調べ物(しらべもの)の一日

機械の音に追われて えー、その日は朝から晩まで、まる一日「検査漬け」でござんした。 レントゲンにMRI、CTと、名前だけは聞き及んでいた「電脳からくり」の数々に、次から次へと放り込まれる。 白一色の部屋を渡り歩くたびに、 […]

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養生草紙 第二巻:白黒(しろくろ)の宣告

えー、その日は朝からしとしとと、嫌な雨が降っておりやした。 懐にねじ込んだ紹介状の封筒を、知らず知らずのうちにギュッと握りしめ、あっしは「がん専門病院」という、なんとも物々しい名の門をくぐったのでございます。 待合室は妙 […]

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養生草紙 第一巻 椅子に置き去りの心

あれは、いつもと変わらぬ仕事の最中のことでござんした。 ふいにな、胸の奥がひっくり返るような妙な震えが走ったと思ったら、次の瞬間、目の前が真っ白な霧に包まれやした。 …気がつきゃ、揺れる救急車の天井をぼんやりと眺めていた […]

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