隠居の食道楽 【滝寺荘】播磨の絶景・闘竜灘を望む老舗旅館で至高の鮎定食!伝統の川魚文化と鮎づくしランチを五感で堪能
さあさあ、お立ち会い!寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。 こだわりのお店から町角の大衆食堂まで。老舗の名店から人気チェーンまで。値札ではなく「うまい!」で選ぶ、自由爺の食い道楽。 腹が減っては人生も味気ない。今日も一軒、暖簾をくぐって参りましょう。
清流のせせらぎと、夏の香りを求めて
いやぁ、人間、還暦を過ぎて自分の時間をボチボチと楽しめるようになると、季節の移り変わりや、その時期にしか出会えん美味しい「旬」のありがたみが、サラリーマン時代よりもいっそう深く心に染みるようになるもんでございます。日頃は細工物小屋にこもって、3Dプリンターのノズルと格闘したり、自作ルアーの設計図を引いたりと地味な作業に没頭しとるワシですが、たまにはパッと外へ飛び出して、大自然のなかで五感をフルに動かさんと、良いアイデアも湧き出てきませんからな。
ワシは根っからの釣り好き、アングラーでございます。我がホームグラウンドである加古川の川上へと目を向けると、この時期にどうしても外せん、特別な場所があるんじゃ。そこは山あいの美しい緑と、凄まじい迫力で流れる清流のせせらぎが響く、兵庫県加東市。
お気に入りの愛車を走らせて、川沿いの爽やかな風を窓から浴びながらドライブしているだけで、日頃の凝り固まった頭がすっきりとほぐれていくようで実に心地いい。そんな旅路の先に、ワシの食いしん坊な本能を猛烈に刺激する、夏の女王が待っておったんでございます。
奇岩の難所「闘竜灘」を見守る、百余年の歴史を誇る名宿
今回訪問したのは、加東市滝野にある料理旅館「滝寺荘(たきでらそう)」さん。 こちらのお店は、ネットの口コミや食べログ、じゃらんなどの宿泊サイトでも「客室やレストランからの絶景が素晴らしい」「川魚料理がとにかく絶品」と、非常に高い評判を誇る超人気店と言われとるな。
こちらの最大のルーツであり、店主の並々ならぬこだわりが、目の前に広がる名勝「闘竜灘(とうりゅうなだ)」じゃ。加古川の川底に奇岩怪石が突き出た、激流が渦巻く豪快な難所。実はここ、日本で一番最初に鮎釣りが解禁される場所(毎年5月1日)として全国の太公望たちに知られとる、まさに鮎の聖地なんじゃな!
そんな闘竜灘のすぐ高台に佇む滝寺荘さんでは、伝統的な川魚の調理技法を守りながら、その時期に最も状態の良い活け鮎を贅沢に使ったお料理を提供してくれることで評判です。同ジャンルの他店と比べても、窓からの圧倒的なロケーションと、熟練の料理人が一品一品、細やかな技を凝らして仕上げるおもてなしの心意気が別次元やと一目を置かれているそうじゃ。
もちろん、ホテルの広大な駐車場が完備されとるから、遠方からのドライブや観光でも車を停める心配は皆無。凛とした暖簾をくぐって一歩足を踏み入れると、洗練された和の空間が広がっており、行き届いた清潔感が実に気持ちいい。スタッフさんの丁寧で温かい接客に迎えられ、大きな窓から闘竜灘の激流を一望できる、素晴らしい特等席へと案内されました。
聖地で呼び寄せる、贅を尽くした鮎づくしの芸術
落ち着いた風情が流れる店内は、お昼の営業時間の混雑状況も程よく落ち着いており、窓の外のサラサラ、ゴォーッと流れる川のせせらぎが最高のBGM。お品書きを開くと、伝統のぼたん鍋や三田牛を使ったお料理も並んどるが、今回のワシの目的はただ一つ。人生初体験となる、鮎の魅力を余すことなく堪能できるこちらの大本命じゃ!
- 鮎定食
注文が入ると、厨房の方から炭火で香ばしく焼き上げられる匂いが漂ってくる。温かいお茶をきゅっと挟んでお口を潤しながら待つ時間。これまた、職人の丁寧なものづくりを間近で感じるようで、ワシのようなDIY好きにはたまらん贅沢なひとときでございます。
完全に虜!寿司、焼きもの、フライ、南蛮漬けが魅せる五感の衝撃
さあ、お待ちかね!職人の確かな手仕事が光る、至高の「鮎定食」が大きなお盆に乗って堂々たる佇まいで目の前に見参じゃ!
お盆の上を埋め尽くすのは、まさに鮎づくしのパラダイス! 涼しげなガラスの舟形皿に美しく並んでいるのは、木の葉を添えた「鮎の姿寿司」。手前の大きな角皿(には、炭火で芸術的な川の字に焼き上げられた「鮎の塩焼き」。左側の藍色の小皿には、カラリと揚げられた「鮎のフライ」と瑞々しいしし唐、ズッキーニ。右側には上品な「鮎の南蛮漬け」の小鉢。さらに、なめことネギがたっぷりと入った出汁香る赤出汁がセットになった、実に見事な満点のお膳。盛り付けの立体感と美しさは、まるで我が工房のレーザー彫刻でもここまでは表現できんぞ、と思うほどの手際の見事さじゃな。
まずは、鮎の醍醐味である「塩焼き」からいかせていただきます。箸をそっと入れ、熱々のところをハフッと一口。
「う〜む……これは美味いっ!外はパリッ、中は驚くほどジューシーやないか!」
驚いたのう!炭火でじっくり焼き上げられた皮目はパリッと香ばしく、絶妙に振られた塩の塩気がカチッと効いとる。中の身はふっくらと柔らかく、鮎特有のあの爽やかで高貴なコケの香りと、上品な脂の甘味が口いっぱいにジュワッと広がるんじゃ。ほんのりとした内臓の苦味がこれまた良いアクセントになって、後味が驚くほど軽やか。
お次に箸を伸ばしたのは、涼しげなお寿司(。 口に運べば、酢締めにされた鮎の爽やかな酸味と旨味が、ツヤツヤのシャキッとした酢飯と完璧に調和しとる。さらに「フライ」を抹茶塩をちょこんとつけてガブッといけば、衣のサクサク感のあとにホクホクとした身の旨味が弾けるんじゃな。甘酸っぱいタレがしっかり染み込んだ「南蛮漬け」でお口をリセットしながら、箸を動かす手が一切止まらん!気がつけば夢中になって食べ進め、お膳の上を綺麗さっぱり完食してもうた。初めての体験でしたが、豪勢で、あゆはどの料理を食べても美味しく、完全に虜になってしまいました。いやはや、お腹も心も大満足、大満腹でございます。
自由爺の本音:これぞ日本の美意識。鮎の聖地と職人の心意気に感謝
ふぅ……と、最後の一滴まで赤出汁を飲み干し、大満足のタメ息をひとつ。 窓の外に広がる闘竜灘の穏やかでいてダイナミックな絶景を眺めながら、ワシは静かに深い感動に浸っておりました。
正直なところ、現代の物価高の日本において、これほど上質で手抜き一切なしの鮎づくしの定食を、これだけのロケーションと行き届いた空間でゆったりと味わえるなんて、コストパフォーマンスの面でも本当に頭が下がる思いじゃ。
世間じゃあ、新しくて派手なフレンチやイタリアンにお客さんが流れることもあるじゃろ。けどのう、ワシのような歳になると、こういう「大自然の風情を楽しみながら、その土地の伝統の味に心穏やかに舌鼓を打つ」ことこそが、人生の後半戦における何よりの贅沢やとしみじみ感じるんじゃ。こういう、実直に本物の味を提供し、訪れる人を笑顔にしてくれる誠実なお店は、本当に心から応援したくなりますな。
温泉に浸かった後のように、心も体もポカポカとした幸福感に包まれる贅沢ランチ。今日も素晴らしい食と出会えたことに、感謝感謝の一日でございました。また定休日や夏のディナーの時間をしっかり確認して、ボチボチ新しいルアーの形を工房で刻みがてら、のんびり訪れたい。そう素直に思わせてくれる見事な名店でございました。また来たいなぁ。
大変美味しゅうございました。ごちそうさまでした。
こんな人におすすめ
- 加古川随一の絶景「闘竜灘」を眺めながら、最高峰の「職人の技」による活け鮎づくしをがっつり堪能したい人
- ランチやディナーに、駐車場が広くて気兼ねなく落ち着ける老舗旅館の洗練された和の空間を探している時
- 「初めての鮎料理」として、塩焼きの香ばしさから姿寿司の完璧な調和に五感で感動したい同志諸君
まとめ
百余年の歴史を誇り、地元播磨でも圧倒的な信頼を得ている料理旅館「滝寺荘」。 その美しいお膳に散りばめられた料理人のこだわりと熱い心意気は、値札以上の感動と深い満足感を約束してくれます。 思い出の清流沿いで、川のせせらぎを聴きながら囲む極上の鮎定食は、まさに人生の後半戦を彩る最高の贅沢じゃありませんか。 皆さんもぜひ、夏の訪れを感じに、お腹と心を整えて、至高の暖簾をくぐってみてくださいね。
■自由爺おすすめ度 ★★★★★(5点満点!闘竜灘のロケーションと、鮎づくしの完璧な美味しさに文句なしの満点じゃ)
■こんな人におすすめ ・本物の川魚料理・鮎料理を五感で楽しみたい方 ・兵庫・加東市観光やドライブでハズさない最高の名店に行きたい方 ・大切な人との会食や、自分への特別なご褒美ランチを探している時
■今回の満足度 味 ★★★★★ 価格 ★★★★★ 接客 ★★★★★ 雰囲気★★★★★ 再訪 ★★★★★ 総合 ★★★★★
ここにあるお話(養生草紙)は、すべてワシ個人の体験談やレビューや。お薬や治療の代わりになるもんやないからね。
体の調子がすぐれない時は、無理せんと専門のお医者さんの診断を仰ぐのが一番の養生や。自分の体を一番に大切にしてな。
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