隠居の食道楽 【出石そば 一真】夏の暑さを吹き飛ばす!風情あふれる古民家で喉越し抜群の伝統「出石皿そば」を堪能ランチ口コミ
さあさあ、お立ち会い!寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。 こだわりのお店から町角の大衆食堂まで。老舗の名店から人気チェーンまで。値札ではなく「うまい!」で選ぶ、自由爺の食い道楽。 腹が減っては人生も味気ない。今日も一軒、暖簾をくぐって参りましょう。
酷暑の播磨路を抜けて、但馬の歴史息づく「そばの郷」へ
いやぁ、人間、還暦を過ぎて人生の後半戦をボチボチと歩んでおると、季節の移り変わりや、その時期にしか出会えん美味しい旬のありがたみが、サラリーマン時代よりもいっそう深く心に染みるようになるもんでございます。日頃は細工物小屋にこもって、3Dプリンターのノズルと格闘したり、レーザー彫刻機の出力を調整したりと地味な作業に没頭しとるワシですが、たまにはパッと外へ飛び出して、五感をフルに動かさんと良いアイデアも湧き出てきませんからな。
特に、食欲も少し失せるような夏の暑い日は、冷たい麺類が猛烈に恋しくなる。加古川からお気に入りの愛車を走らせ、山あいの美しい緑を眺めながら、兵庫県豊岡市出石町へと向かったんじゃ。
出石といえば、泣く子も黙る近畿屈指の「そばの聖地」。江戸時代、信州上田藩から国替えになった仙石氏が、そば職人を連れてきたのがルーツと言われとるな。歴史ある風情ある城下町に到着すると、どこか高貴で香ばしい香りがふわりと漂ってきて、それだけで歩く足取りまで軽くなるのでございます。
古民家の情調と「一真」の職人魂が魅せる空間
今回ワシらが吸い込まれるように突撃したのは、出石のなかに佇む有名店、「出石そば 一真(いっしん)」さん。 こちらの一真さんは、ネットの口コミや食べログ、SNSでの評価を見ても、「出石皿そばのなかでも特にコシと喉越しが良い」「お店の雰囲気が最高」と、非常に高い評判を誇る名店と言われとるな。
店主のこだわりは、何と言っても厳選したそば粉を使い、職人がその日の湿度や温度に合わせて微調整しながら打つ、挽きたて・打ちたて・湯がきたての「三たて」の伝統技。
私が訪れた印象では、お店は古い古民家を改造したような素晴らしい風情のある佇まいで、一歩中へ足を踏み入れると、高い天井に大きな梁が通り、どこか懐かしい昭和レトロな骨董品や見事な和太鼓がカチッとディスプレイされとる。店内の隅々までピカピカに磨き上げられた圧倒的な清潔感があり、大きな窓から差し込む明るい陽の光が心地よい。スタッフさんの丁寧で温かい接客に迎えられ、客同士のスペースが広くとられた落ち着いた和室の木目テーブルへ腰掛けました。
お店には観光の合間でも寄り付きやすい駐車場がしっかり確保されとって、遠方からのドライブでも安心して車を停められるのが実にありがたいのう。
白磁の小皿が並ぶ、伝統の「五皿一組」を呼び寄せる
お昼の営業時間、落ち着いた大人の客層や家族連れで程よく席が埋まっている混雑状況のなか、お品書きを開く。定休日を確認しつつ、今回は出石の伝統的なスタイルを王道で味わいたい。迷うことなく、お昼の大本命を指名いたしました。
- 出石そば(皿そば)
注文を済ませ、冷たいお茶をきゅっと挟んで待つこと数分。厨房の方から小気味よくそばが湯切りされる音が聞こえ、お待ちかねのお膳が目の前に見参じゃ!
美しい木目のテーブルの上に、出石焼の真っ白な小皿に盛られたお蕎麦がずらりと並ぶ光景はまさに圧巻! 中央には、刻みネギ、大根おろし、わさびが品良く盛られた舟形の薬味皿。お隣には、トローリとしたとろろの小鉢、新鮮な生卵、そして大きな白磁の徳利に入った風味豊かなお汁がセットになっとる。盛り付けの立体感といい、この涼しげな佇まいといい、これぞ日本の美意識、食は器も環境も大切だなと再認識いたしました。
五感で味わう!ツルツルとした喉越しと、薬味が魅せる奇跡の味変
さあ、いよいよ実食レポでございます!
お箸を取り、まずは薬味を何も入れずに、漆調の猪口に注いだお汁にお蕎麦をちょこんと浸して、ズズッと一口。
「う〜む……これは美味いっ!コシが強くて、喉越しが完全に別次元じゃ!」
驚いたのう!お蕎麦は噛むほどに小麦とソバ本来の濃厚な旨味と、上品な甘味が口いっぱいに広がり、鼻腔をスッと抜けていく。お汁はカツオと昆布の出汁が中までじんわり効いており、ほんのりとした奥深い苦味が全体の味をカチッと引き締めとる。暑さで少し失せていた食欲がどこへやら、出石そばは別腹と言わんばかりに、ツルツルと胃袋に吸い込まれていきます。
そしてここからが、出石皿そばの本当の恐ろしさであり、最高の贅沢じゃ。 まずはネギと大根おろし、わさびを投入。大根のさっぱりとした酸味と、わさびのツンとした爽快感が、お蕎麦の清涼感を100%引き出しとる。
お次は「とろろ」をトローリと絡めてハフッ。なめらかな舌触りが加わって、これまた箸を動かす手が止まらん! 仕上げには生卵をパカッと割り入れ、黄身を絡めて啜れば、まろやかさと濃厚なコクが完璧な調和を魅せてくれるんじゃ。一口ごとに異なる温度と食感、旨味の味変の波が押し寄せてきて、これぞ職人のこだわりが詰まった完璧なハモりやて、本当に!最後のひと皿を平らげた後は、温かい蕎麦湯をお汁に注ぎ、後味のスッキリとした余韻を楽しみながら、綺麗さっぱり完食いたしました。いやはや、お腹も心も大満足、大満腹でございます。
自由爺の本音:これぞ大人の極上贅沢。誠実な美味さと風情に感謝
ふぅ……と、蕎麦湯を飲み干し、大満足のタメ息をひとつ。 古民家の居心地のいい店内に展示された歴史ある品々を眺めながら、ワシは深い感動に浸っておりました。
これだけ上質で手抜き一切なしの伝統の出石そばを、素晴らしい器と行き届いた空間でゆったりと味わえるなんて、コストパフォーマンスの面でも本当に頭が下がる思いじゃ。食べた後はお腹がはち切れんばかりにパンパンで、「ガハハ!また明日からカロリー制限に励もう」と静かに心に誓ったのも事実じゃがな。
世間じゃあ、新しくて派手なカフェやチェーン店にお客さんが流れることもあるじゃろ。けどのう、ワシのような歳になると、こういう「古民家という素晴らしい環境で、その土地の歴史ある伝統の味に心穏やかに舌鼓を打つ」ことこそが、人生の後半戦における何よりの贅沢やとしみじみ感じるんじゃ。一皿一皿の中から職人のプライドがビシビシと伝わってくる。こういう、実直に本物の味を提供し、訪れる人を笑顔にしてくれる誠実なお店は、本当に心から応援したくなりますな。
また季節を変えて、新緑の時期や紅葉の季節に、急がず焦らず、明日もボチボチ新しい形を工房で刻みがてら、のんびりディナーやドライブで訪れたい。そう素直に思わせてくれる見事な名店でございました。また来たいなぁ。
大変美味しゅうございました。ごちそうさまでした。
こんな人におすすめ
- 出石の歴史ある城下町で、本当に美味しい「職人技」の伝統皿そばをがっつり堪能したい人
- ランチやディナーに、駐車場が確保されていて気兼ねなく落ち着ける古民家の和の空間を探している時
- とろろや生卵、特製のお汁が織りなす「味変の黄金比率」に五感で感動したい同志諸君
まとめ
長年愛され、本場出石の地でも圧倒的な信頼を得ている出石そばの名店「一真」。 その白磁の小皿の上に散りばめられた店主のこだわりと熱い心意気は、値札以上の感動と深い満足感を約束してくれます。 思い出の城下町で、古民家の風情を楽しみながら囲む極上のお蕎麦は、まさに人生の後半戦を彩る最高の贅沢じゃありませんか。 皆さんもぜひ、お腹と心を整えて、至高の暖簾をくぐってみてくださいね。
■自由爺おすすめ度 ★★★★★(5点満点!古民家の素晴らしい雰囲気と、皿そばの喉越しの良さに文句なしの満点じゃ)
■こんな人におすすめ ・本物の出石皿そば・和食を五感で楽しみたい方 ・出石観光や但馬ドライブでハズさない最高の名店に行きたい方 ・コスパ重視で、心も体もリフレッシュ大満足になりたい時
■今回の満足度 味 ★★★★★ 価格 ★★★★★ 接客 ★★★★★ 雰囲気★★★★★ 再訪 ★★★★★ 総合 ★★★★★
ここにあるお話(養生草紙)は、すべてワシ個人の体験談やレビューや。お薬や治療の代わりになるもんやないからね。
体の調子がすぐれない時は、無理せんと専門のお医者さんの診断を仰ぐのが一番の養生や。自分の体を一番に大切にしてな。
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